リペアブースの作業の一コマ。ヘッドフォンの断線修理。
【SONY MDR-CD900ST】
言わずとしれた、プロ仕様スタジオモニターヘッドフォンのド定番ですね。僕も長年使用していて現在、3代目が活躍しています。決して音楽的に楽しく聴けるヘッドフォンではありませんが、原音に忠実で大体どこのスタジオにも置いてありますね。この音に耳が慣れてしまうと中々他のヘッドフォンに浮気しづらいです・・・
しかし、さすがに発売から25年以上たち、音の良いヘッドフォンはいくらでも存在しますが、今だ定番として活躍している理由として、プロ仕様としてのメンテナンス性の良さも要因の1つだと思います。MDR-CD900STはドライバーから各部のパーツまで細かく販売されていますので自身でのメンテナンスも比較的に容易です。その為長く付き合っていけるヘッドフォンだと思います。
使用してる人が多いので当然修理依頼もやはり多いです。今回は方チャンネルの断線修理を行いました。
はい。分解していきます。今回はL側からR側に繋がるケーブルの断線です。このヘッドフォンは何度か修理を行いケーブルの長さが短くなっているので、今回の断線で長さが足りなくなってしまったのでケーブル自体を交換する事に。
ヘッドバンドの中を通っているケーブルを抜き出し新しいケーブルに交換しました。ちなみにヘッドフォンやイヤフォンの多くはリッツ線と呼ばれるケーブルが使われていますが、リッツ線のハンダ付けは少々コツがいりますね。
リペアブースではヘッドフォンの修理も行っています。もちろんMDR-CD900ST以外の物も受け付けています。またケーブルを変えるカスタムなども可能なのでぜひご相談下さい!
ではでは。